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土地改良区を巡る不正相次ぎ…コンプライアンス研修会 専門家「組織的に正しい対策を」

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 高松市の土地改良区を巡る贈収賄の不正が相次いだことを受け、コンプライアンスの研修会が開かれました。

 研修会に参加したのは高松市などの土地改良区42団体の理事長ら約90人です。

 講師を務めた専門家は「不祥事を防ぐには個人の倫理観だけでなく組織的に正しい対策を講じる必要がある」と述べました。

 高松市では4月、土地改良区の入札を巡り、賄賂を受け取った罪で香川町浅野土地改良区の元理事長の有罪判決が確定。

 舟岡池土地改良区の理事長だった元・高松市議会議員、小比賀勝博被告(73)も土地改良法違反の罪で起訴されています。

(高松市一宮土地改良区 事務員)
「意識というより、知識として知るということの方が大事かなと思います」

(香川町南部土地改良区 理事長)
「(工事の)業者も含めて、こういうことしたらいかんよっていう内容を徹底しないとなかなか難しいのかな」

 香川県は維持管理費を減らせるメリットがあるとして、土地改良区の「合併」を選択肢の一つとして示しました。

(香川県 土地改良課/松平和也 課長)
「10年、20年後の土地改良区の在り方について土地改良区の皆さまと一緒に考えていきたい」

 香川県は全ての土地改良区で業者の選定方法などを確認する特別検査を5月中に始めるとしています。

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