香川県の池田知事は、不正が続いた土地改良区の「特別検査」を5月中に始め、内容によっては公表することを明らかにしました。
土地改良区を巡っては、2023年12月と4月の2回にわたり指名競争入札で元高松市議の理事長らが贈収賄の疑いで逮捕されました。
相次いだ不正を受け香川県は、5月23日と24日の2日間、県内102カ所のすべての土地改良区を対象にコンプライアンス意識の徹底を図る研修を行いました。
池田知事は、今後もコンプライアンス意識の徹底について指導していく方針を示しました。
また、5月中には香川県内に102カ所ある全ての土地改良区を対象に「特別検査」を開始します。
(香川県/池田豊人 知事)
「不正が起きない体制作りが必要であると考えております。今週からは県内全ての土地改良区を訪問して、特別検査を行う予定としています」
2年に1度行われている定期検査とは別に行うもので、それぞれの土地改良区での発注までの手続きを確認します。検査は8月末までに完了する予定です。
また、特に改善を必要とする重要なものについては公表するとしています。