岡山・香川の話題のものやスポットを紹介する「いまココ!ナビ」。今回は、梅雨入りを前に季節の花を楽しめるスポットをご紹介します!
初夏を美しく飾るハナショウブ。紫や青を始め、色とりどりの花が優雅に風に揺られています。
香川県坂出市のかわつ花菖蒲園では、95品種約1万1000本のハナショウブが植えられていて、次々と見頃を迎えています。
この園は坂出市が利用を休止している浄水施設の一部を整備したもので、1992年から毎年この時期に一般開放しています。
開放しているのは2週間だけ。2023年は約7500人が訪れました。
(彫刻作家/岡山富男さん)
「大人が喜ぶんやから当然子どもは喜ぶでしょう」
今回、園の一角に坂出市在住の彫刻作家・岡山富男さんの作品が約30点展示されています。
(彫刻作家/岡山富男さん)
「この雰囲気に私の作った動物たちは、絶対似合うんですよ。動物たちもこういうところに置いてやりたいし、お客さんも見て楽しんでくれるだろうし、ショウブも楽しんでこういうものも楽しんで、みんなで楽しんでもらえたら」
かわつ花菖蒲園の一般開放は6月1日から14日まで、9日には5年ぶりに地元自治会によるお祭りも開かれます。
(坂出市産業観光課/阿部亮太郎さん)
「早生(わせ)、晩生(おくて)といって、早咲きの花とか遅咲きの花とかを混生させて植えていますので、ずっと見頃が続くようになっています。最初に来てもらって最後に来てもらうような形で見たもらえたらいいかな」
香川県まんのう町の国営讃岐まんのう公園では、約5500平方メートルの敷地に2万本ほどのアジサイが植えられています。
全体が見頃を迎えるのは6月中旬ですが、すでに一部のアジサイが咲き始めていて6月1日から「あじさいまつり」が開かれます。
(国営讃岐まんのう公園/関原瑞穂さん)
「まんのう公園、約40品種ものアジサイが植栽されているんですが、それぞれ色や形に特徴があり、見比べてもらうのもとても楽しいと思います」
アジサイは丸い「手まり型」と「がくぶち型」に分かれます。
一見、花のように見えるのは、ガクが花びらのように変化したもので、「装飾花」と呼ばれ、正式な花ではありません。中央の小さな「両性花」におしべとめしべがあります。
園内には、円すい状に花を付けるアジサイや、葉っぱに甘みがあり、お茶になるアジサイなどもあります。6月中旬の見頃に向けて、さらに色が濃くなり美しさが増していくということです。
「あじさいまつり」は6月いっぱい開かれます。
期間中には、アジサイを眺めながら抹茶を楽しめるイベントや和傘の貸し出しも行われます。
(国営讃岐まんのう公園/関原瑞穂さん)
「アジサイと言ったら梅雨時期のイメージがありますけど、雨の日に見ていただいてもしっとりとした美しさが際立って素敵ですし、晴れの日に見ていただくと、みずみずしさを楽しんでいただけると思うので、ぜひいろんな環境とか日時で楽しんでもらえたら」