公共交通の課題を解決し、観光にも役立てようと香川県の小豆島で自動運転バスの実証運行が始まりました。
高齢化による運転手不足や路線の廃止、減便など公共交通の課題を解決しようと香川県土庄町とJTBなどが行うものです。11日は、土庄町で出発式が開かれました。
実証運行には定員15人の電気で走る自動運転バス1台を使います。
9月12日~17日まで土庄港からエンジェルロードまでの片道約2.7kmを1日7往復します。最高時速35kmで運賃は無料です。
11日の試乗体験会ではオペレーターが運転席に座り、緊急時に手動運転に切り替えられる「レベル2」で走行しました。
6日間の実証運行では「危険を感じなかったか」や「再び乗車したいか」など利用者にアンケートを行います。
土庄町などでは、2027年ごろには小豆島町も含めた島全体で無人で自動運転を行う「レベル4」での運行を目指したいとしています。
(土庄町/岡野能之 町長)
「(自動運転)バスがこれからどう進んでいくのかを町民と話し合って、安全面運行時間などを考えながら進めていきたい」