2025年3月、岡山市南区で発生した山火事。火の手は岡山市だけでなく玉野市まで広がり、発生20日目に鎮火しました。焼失面積は約486haに上り、県内では過去最大規模の山火事となりました。
県は跡地の復旧計画を立て工事を進めていて、今回、周辺住民の安全を守る工事に完了の目途が立ったとして現場を公開しました。
(記者リポート)
「山の斜面に造られた、こちらのダム。住宅との距離がとても近く、安全確保のために完成が急がれていました」
豪雨などが発生した時に住宅や道路に土砂が流出するのを防ぐ治山ダムは、9月末に本体の工事を完了しました。
高さ5.5m、幅26.5mで、周辺環境を整備し、11月中の完成を目指しています。
また、住宅などに隣接する山からの落石防止対策として、石を受け止める柵1基を設置し、ワイヤーロープなどで4カ所の石を固定する工事を行いました。
(岡山県備前県民局 森林整備課/田中幸二 課長)
「住民の皆さまには安心して暮らせるよう工事が終わりました。いかに災害が起きない山づくりをしていくか、そういった方針で事業を進めています」
県はほかに、森林の復旧に向けた緑化も進めています。
復旧計画の総事業費は約16億円の見込みで、2030年度までに完了する予定です。2026年度末時点の進捗は事業費ベースで28%だということです。