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ガザ衝突開始から1年 戦火拡大も政府の対応に不満高まる

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 イスラエルでは、拡大し続ける戦闘に、市民の一部には政府の対応への不満が高まっています。エルサレムから報告です。

 (松本拓也記者報告)  こちらまもなく午前6時を迎えるところですが、朝早くからデモが始まろうとしています。

 ここはネタニヤフ首相の公邸の前です。集まった人たちはハマスに捉えられている人質の解放や戦闘の停止について政権への抗議の声を上げることにしています。

 ガザ地区では6日も黒煙が上がり、戦闘が続いているのが確認できました。

 イスラエルはヒズボラとの北部戦線に戦力を移行したとしていますが、一部の地域でハマスが戦闘能力を取り戻そうとしているとして再び地上作戦を始めるなど、ガザ地区での攻撃がやむことはありません。

 肝心の停戦や人質解放に向けた交渉ですが、イスラエル軍がガザ地区の戦略的要衝に駐留を続けるかどうかなどを巡って、イスラエルとハマスの隔たりが大きく、進展の見通しは全くと言っていいほど立っていません。

 取材したパレスチナ人の中には「国際社会の関心が薄れていくのを感じる」と訴える人もいます。

 停戦合意は暗礁に乗り上げ、戦火はレバノンなど周辺国にも広がりつつあります。

 1年という歳月が経っても、解決の糸口は見えないままです。

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