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自転車ひょっこり男主張 裁判で「体重移動しただけ」否認 飛び出し「反対の歩道へ」

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 自転車で車の前に飛び出すことから“ひょっこり男”と呼ばれた被告が、裁判で通行を妨害した理由を「体重移動しただけ」だと主張しました。

■度重なる危険運転 3度の逮捕

 今年4月、千葉県柏市内の道路で自転車で反対車線にはみ出て、車の運転を妨害した罪に問われている成島明彦被告(37)。

 1台の自転車がふらふらとセンターラインに近づきます。そして、対向車が来ると“ひょっこり”。車の前に飛び出す、妨害走行を繰り返します。

 成島被告かどうかは分かっていませんが、柏市周辺では今年、自転車による危険運転の通報が40件以上寄せられていました。

 実は、成島被告は過去に埼玉でも対向車線に“ひょっこり”飛び出す行為を行っていました。

 成島被告は、こうした度重なる危険運転で、これまでに3度逮捕されています。

 1度目は2019年9月。翌年、執行猶予4年の有罪判決を受けますが、その期間中に自転車であおり運転を行い、2度目の逮捕。懲役8カ月、罰金20万円の実刑判決を受けます。

 その際、動機についてこのように話していました。

成島被告 「嫌がらせをして快感を得たい」

 今年5月には柏市内で3度目の逮捕。起訴されました。

■「体重移動をしただけ」否認

 そして16日、千葉地裁・松戸支部で被告人質問が開かれ、成島被告が車の前に飛び出した理由について語りました。

弁護人 「証拠として出されたドライブレコーダーはあなたですか?」

成島被告 「そうです」

弁護人 「一度対向車線へとはみ出してから、進行方向に戻ったことで間違いありませんか?」

成島被告 「そうです」

弁護人 「自転車操作は?」

成島被告 「体重移動しました」

弁護人 「ハンドルは切ったわけではなく?」

成島被告 「そうです」

 成島被告は「急にハンドルを切ったわけではなく、体重移動をしただけ」と主張。さらに…。

弁護人 「どんな状況だったのですか?」

成島被告 「進行方向の左から右側へと渡ろうとしました」

弁護人 「それは車道へ?」

成島被告 「歩道です」

弁護人 「何をしていたのですか?」

成島被告 「家の方向に向かっていました。このままじゃ衝突するかと思い、すぐ戻りました」

弁護人 「その後は?」

成島被告 「横断歩道を渡りました」

弁護人 「あなたは何をしたんですか?」

成島被告 「体重移動です」

 車の前に飛び出した理由について「反対車線の歩道に渡ろうとしたが、このままじゃ対向車と衝突するかと思い、すぐに戻った」と語りました。

 成島被告は7月の初公判で、「他人に危害を及ぼすような方法で運転していない。妨害をするつもりはなかった」などと起訴内容を否認しています。

 次回の裁判は来月27日に行われる予定です。

(「グッド!モーニング」2024年10月17日放送分より)

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