ガザ地区で地域を限定して一時停戦し、子どもたちにポリオワクチンを接種する取り組みが戦闘激化によって延期されたことが分かりました。
ユニセフは23日、ガザ地区北部での戦闘が激化したことによって、予定していた2回目のポリオワクチンの接種を延期したと発表しました。
北部全域では10歳未満の11万9279人が接種を受ける予定だったということですが、安全に子どもたちが予防接種に来ることも医療従事者が活動することも不可能だと訴えています。
そのうえで、「2回目のワクチン接種を受けられないことはガザでポリオ感染を食い止める取り組みを著しく危険にさらす」としています。
2回目の接種は14日から始まり、これまでに中部と南部で合わせて44万2855人に接種を終えていました。