中古車販売大手「ビッグモーター」による保険金の不正請求を巡る問題で、損害賠償や訴訟などを引き継いだ「BALM」が顧客の被害回復に向けた具体的な対応を来月中に示す方針だと発表しました。
BALMはビッグモーターから社名を変え、保険金の不正請求に関わる損害賠償などを引き継いでいます。
旧ビッグモーターによる自動車修理に関する不適切な行為について調査していましたが、今年7月、被害回復への早期対応を理由に調査を打ち切っていました。
損保大手4社と解決できたのは約1700件(2.6%)にとどまっています。
現在は損害保険会社らと具体策について協議を進めていて、11月中に顧客への案内を始める予定だとしています。
調査の打ち切りで全容解明は困難になるとされていますが、BALMはそれについては言及していません。