ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナ軍とロシアに派兵された北朝鮮軍の兵士との交戦が数日以内に起きる可能性があると主張しました。
ゼレンスキー大統領は31日に放送された韓国KBSのインタビューで、ウクライナ軍と北朝鮮軍の兵士との交戦について、「数カ月ではなく、数日のうちに発生する可能性がある」と述べました。
そのうえで北朝鮮軍の兵士の部隊は、ロシア西部クルスクで戦闘に参加する準備中であると主張し、ウクライナとの交戦ですでに北朝鮮側に死傷者が出たという報道を否定しました。
一方、ゼレンスキー大統領は戦場で工事などを行う北朝鮮軍の工兵部隊の追加配備に向けて、北朝鮮とロシアが交渉を行っていると主張しました。
ゼレンスキー大統領はSNSで、「派兵によって北朝鮮が得る経験は、間違いなく韓国に不利に働き、平和に悪影響を及ぼす」と指摘し、北朝鮮軍の関与がウクライナだけではなく、世界全体に危険を及ぼすと警鐘を鳴らしています。