トヨタとNTTは交通事故ゼロ社会の実現に向けてAI(人工知能)などを活用した技術開発などで協業を強化すると正式に発表しました。
トヨタ自動車 佐藤社長 「両社でモビリティ社会を支えるAI、通信基盤を構築し、車の未来を変える取り組みを加速して参りたい」
NTT 島田社長 「これまでの協業の成果や両社が研究開発で培った技術・ノウハウを生かして安全・安心な未来のモビリティ社会を実現して参りたい」
トヨタとNTTはAIや通信による遅れがほとんど感じられない次世代通信技術「IOWN」を活用し、車による事故を未然に防ぐシステム開発などに乗り出します。
具体的には車載カメラなどからのデータをAIが分析し、死角のある交差点での接触を防止したり、事故につながる危険な行動を避けるよう促したりするということです。
両社は2028年ごろからの実用化、2030年以降の普及拡大を目指し、データセンターを新設するなど2030年までに5000億円規模の投資を行います。
また、開発したシステムは他の自動車メーカーなども利用できるようにし、将来的には世界展開にもつなげたいとしています。