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「動くな」“7つ道具”の無人店泥棒にタックル その正体は…

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■“7つ道具”無人店泥棒にタックル

 “7つ道具”を駆使する無人店荒らしに突然のタックル。何があったのか…。

 24時間営業の無人ホルモン販売店に入ってきた男。商品を見ずに料金箱の投入口から中をのぞいています。

 実は、これまで10回以上、この店で商品の万引きや料金箱を破壊して現金を盗んできた窃盗犯とみられます。

 木製の料金箱に隙間を作るため突っ込んだ「バール」。盗んだ後、犯行発覚を遅らせるためでしょうか。修繕する「トンカチ」、さらには「マイナスドライバー」と、これまで様々な7つ道具を犯行に駆使してきました。

24時間無人ホルモン直売所 ふじみ野店 オーナー 「バールとかマイナスドライバーを使ったり、解体したりしているのを見て『窃盗事件のなかでも悪質かな』と(警察は)言っていました」

 この日はどんな7つ道具が…。

 男が取り出したのは「菜箸」。料金箱の投入口に菜箸を差し込み、紙幣を1枚、瞬く間に抜き取りました。1000円札です。

 もう1枚、紙幣を狙おうと、男は次の道具の「スマホ」のライトを点灯。中を確認しながら菜箸を動かしていると…。

 店の外から勢いよく入ってきた男性がタックル。この男性、実は私服警察官。店のオーナーから情報提供を受け、5人が外で張り込んでいたのです。

警察官 「ポケットに1000円札入っている?」 「これだけ?」 「箸…箸、差し押さえね」

 現行犯逮捕されたのは自称・解体工の見崎大貴容疑者(35)で、「金がなくてやった」と供述しているということです。

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