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香川県が過去2代の知事も住んだ「公舎」を売却 高松市の建設会社が購入、解体へ

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 香川県が高松市中心部にあった幹部職員用の住宅「公舎」を売却したことが分かりました。過去2代の知事も住んでいた公舎で、土地と建物を購入した建設会社が6日から解体工事を始めます。

 香川県が売却したのは、高松市昭和町にある県の公舎2軒と、土地あわせて約1180平方メートルです。

 2024年9月、一般競争入札で高松市の建設会社タニモトがあわせて約1億7500万円で落札し、購入しました。

 1968年に県の幹部公舎として建てられ、西側の建物(地上1階、地下1階)には1998年から2010年まで真鍋武紀元知事が。

 東側の建物(地上2階建て)は、2世帯用をリフォームしてつなげ、2013年から2022年8月まで浜田恵造前知事が住んでいて、「知事公舎」としての位置付けでした。

 池田豊人知事は高松市内の自宅マンションに住んでいて、県の総務学事課は「建物も老朽化していて今後の利用予定がなく、県有資産の有効活用と財源確保の観点から売却を決めた」としています。

 香川県は近くの高松市紫雲町にあった幹部公舎も2022年不動産会社に土地を貸し付け、建物は解体されて学生向けの寮が2024年3月にオープンしています。

 今回の売却で県の知事部局の公舎はなくなったということです。

 購入したタニモトは6日から建物の解体を始め、土地の利用法は「検討中」としています。

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