アメリカの国務省はロシアに派遣された北朝鮮の兵士が戦闘に参加したことを確認したと明らかにしました。
アメリカ国務省 パテル副報道官 「1万人以上の北朝鮮兵の大半がロシア西部のクルスク州に移動し、ロシア軍と共同で戦闘や作戦を始めたことを確認した」
アメリカ国務省のパテル副報道官は12日、ロシアに派遣された約1万人の北朝鮮兵の大半がウクライナと国境を接するクルスク州に移動し、戦闘に参加したことをアメリカ政府として確認したと述べ、強い懸念を示しました。
アメリカの有力紙「ニューヨーク・タイムズ」は10日、ウクライナ軍が越境攻撃を続けるクルスク州で、ロシアと北朝鮮の約5万人の部隊が数日以内に大規模な反撃を始めると報じています。
ブリンケン国務長官は12日から2日間の日程でベルギーのブリュッセルを訪問し、NATO(北大西洋条約機構)の指導部とウクライナ情勢について協議することにしています。