育児のため業務の制限を会社に申請した男性社員が降格や転籍などのハラスメント受けたとし、慰謝料などを求める訴えを起こしました。
起訴状などによりますと、京都市内に住む30代の男性はおととし、北海道などの観光地で店舗を展開している「オルゴール堂HD」の社内規定に基づき、育児などのため深夜業務の制限を申し出ました。
申請後、男性は上司から降格を告げられ、さらに始末書を提出させられたということです。
また、会社側から子会社転籍の同意書にサインを求められたとしています。
男性は会社側の一連の対応は父性に対するハラスメント「パタハラ」にあたり違法だとし、地位確認や慰謝料など計約1390万円を求めて訴えを起こしました。
オルゴール堂HDは「訴状等が届いていないので、お答えは致しかねます」とコメントしています。