アメリカの相互関税措置を受け、生活用品の企画や製造、販売を手掛けるアイリスオーヤマはおよそ18億円を投資し、アメリカでの生産体制を強化すると発表しました。
アイリスオーヤマは、空気清浄機などの家電や収納ボックスなどの家庭用品を、中国の複数の工場で生産しています。
今回の関税措置により、アメリカ向けの製品のコストの上昇や供給が滞るリスクが高まったため、およそ1300万ドル=18億円あまりを投資して、アメリカにある4つの工場の生産体制を強化するということです。
ペットシーツの生産ラインや医療用マスクの生産設備を新設するほか、アメリカ国内への輸入依存を抑えて政策の変化に柔軟に対応するため、プラスチックの成型事業を拡大するとしています。