老朽化のため、約2年をかけて建て替えが行われた岡山県総社市の新庁舎で、21日から業務がスタートしました。
開庁式には総社市の片岡聡一市長や市議会議員、地元の幼稚園児ら約80人が参加しました。
(総社市/片岡聡一 市長)
「日本一、市民に優しい市役所をつくっていきたい!」
新庁舎は国の重要文化財である備中国分寺の五重塔など日本建築をイメージしたデザインです。手すりなどには総社市産のスギやヒノキを使っています。
開庁と同時に多くの市民が訪れ、市のイメージキャラクター「チュッピー」も玄関で出迎えました。
8階建ての庁舎棟は、1階に「ワンストップ課」を設置。さまざまな行政サービスを1つの窓口で提供し、申請書を自動作成するなど市民の負担軽減につなげます。
(手続きに来た人は―)
「印鑑証明の手続きをしました。(少し)待ったらもらえる。いちいち書類を書いて待っていましたから、全然違うんじゃないかな」
4階建ての「議会棟」は、1階が多目的ホールになっています。議場には親子連れが傍聴できる部屋が新たに設けられました。
新庁舎の延床面積は約1万4000平方メートル、建設工事費は約81億8000万円です。
(総社市/片岡聡一 市長)
「『建物は良くなったけど中身は変わらないね』ということではなく、私を含め、職員さんが笑顔で市民を誠心誠意迎えたい」