大手デパートの初売りが始まりました。今年、各社が力を入れているのは「体験型」の福袋です。人気の理由を探りました。
■デパート初売り 各社が開発
東京・銀座のデパートでは、初売りを目当てに開店前から1000人を超える人が行列を作っていました。お目当ては福袋です。
各社が力を入れるのは「体験型」の福袋。
午(うま)年にちなんで乗馬体験ができる福袋(乗馬体験&記念撮影福袋:5000円)や、有名メーカーのチョコレート工房を見学できるツアー(ル・ショコラ・アラン・デュカス福袋:11000円)など、バラエティに富んでいます。
こちらの銀座の老舗レストランのペア食事券も、冷凍食品とセットで福袋になりました(「銀座めぐり」福袋:5万円)。
このお店で食べられるのは、看板メニューの「すき焼き鍋御膳」です。
企画したのは入社7年目の高取さんです。新入社員の時から福袋企画を担当していて、今年、初めて一人で企画を立ち上げました。
12月中旬、レストランとの最終打ち合わせ。福袋に使われる食事券のチェックなどを行いました。
松屋 福袋担当 高取未奈さん 「一店舗一店舗お伺いをして、ご承諾を得られるまでは結構大変だった」
そして迎えた3日。こちらの福袋、3個の限定販売数に対して226の応募がありました。倍率は、なんと75倍以上です。高取さんがお客さんに直接福袋を渡します。
購入客 「これが一番魅力かな。いろんな所に行って食べてきたい」
松屋 福袋担当 高取未奈さん 「お客様の喜んでいるお顔を実際に拝見できて、とてもこの企画の福袋を作って良かったなと思います」
■「体験型福袋」人気のワケ
物価高が続くなかで、お得に非日常を楽しむことができる「体験型福袋」。一体、なぜ各社が力を入れているのでしょうか。
帝国データバンク 情報統括部 窪田剛士さん 「“その時にしか体験できないもの”というのをすごく皆さん求めている。SNSを通じた拡散というものが体験型にすることによって広がっていく。企業にとっての大きな宣伝効果、PR効果になる」
今年の初売り現場では、体験を通した「人とのつながり」を重視する傾向が強まっています。