江戸時代に活躍した浮世絵師、葛飾北斎の特別展が高松市で開かれています。
会場の高松市美術館には、葛飾北斎が90年の生涯で残した膨大な作品のうち約170点が展示されています。
代表作「冨嶽三十六景」シリーズの「神奈川沖浪裏」は、大胆な構図と渦の動きで、見ている人の視線が奥にある小さな富士山に自然と吸い込まれます。
また、「冨嶽三十六景」の中で最も親しまれた「凱風快晴(がいふうかいせい)」は、「赤富士」と呼ばれる朱色の山肌や白い雪、快晴の空には幾層ものいわし雲が浮かんでいます。
版画だけではなく、北斎の肉筆画「三竦(さんすくみ)の図」なども展示されています。 「世界が絶賛した浮世絵師北斎展」は、高松市美術館で10月18日まで開かれています。