岡山県赤磐市は、会員制の量販店「コストコ」の誘致などを計画していますが、ディスカウントストアを運営する倉敷市の企業が、以前からその土地の一部で出店の話を進めていたことが分かりました。
計画地は、赤磐市の河本・岩田地区の約28haで、市はコストコのほか、商業施設や工場などの誘致、道の駅の整備を計画しています。
この計画を巡ってディスカウントストアの「ディオ」などを運営している倉敷市の大黒天物産が、市の計画の進め方に関して2024年9月に意見書を提出していたことが分かりました。
大黒天物産によりますと、道の駅の整備が計画されている約5haの土地について、2010年ごろから地権者と出店に向けた交渉を進めていたということです。
意見書では、友實市長が交渉の存在を知った上でこの土地に道の駅を整備する計画を策定したと指摘しています。
KSBの取材に対して大黒天物産は、コストコなどの出店には賛成だとした上で、「これまでの市の進め方に問題があると認識している」「計画地の一部に出店の余地がないか市に検討してほしい」とコメントしています。