4000年にわたるガラスの歴史を作品に沿って紹介する特別展が、岡山市立オリエント美術館(岡山・北区天神町)で開かれています。
古代から現代までに作られたガラス作品、約250点が並んでいます。ガラスの制作技術が世界各地へと伝わり、それぞれの時代に合わせて独自に変化していく変遷をたどることができます。
取手付壺(エジプト 前14世紀前半)
ガラスは約4000年前、古代メソポタミアで青色の自然石の美しさを再現しようと生み出されました。
鹿文蓋付大ゴブレット(ボヘミア 19世紀)
ボヘミアガラスの作品は、分厚いガラスを彫って立体感を生み出しています。
薩摩切子 紅色被皿(江戸時代 19世紀中頃)
色の鮮やかさが特徴のガラス作品に光が当たり、その影にも美しい色彩が落とし込まれる様子を楽しむことができます。
特別展「ガラスの創造力-色彩と煌めきの4000年-」は11月24日まで開かれています。