小豆島で伝統の「虫送り」　香川・土庄町

　3年ぶりに子どもたちも参加しました。稲についた害虫を火で追い払い、豊作を願う伝統行事「虫送り」が2日、香川県土庄町で行われました。

【写真】「火手（ほて）」と呼ばれるたいまつを手に歩く参加者

　土庄町の肥土山離宮八幡神社に約60人が集まりました。そして、「火手（ほて）」と呼ばれるたいまつに豊作を祈った火を移してもらい神社を出発。約1.5キロにわたり田んぼのあぜ道を歩きました。

　「虫送り」は、約350年前、江戸時代に始まったとされる行事で、毎年この時期に行われています。新型コロナの影響で2020年と2021年は代表者だけで行われましたが、3年ぶりに地元の子どもたちが参加しました。この「虫送り」は土庄町の無形民俗文化財に指定されています。