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あぜ道に連なる祈りのたいまつ 豊作願う伝統の「虫送り」 香川・土庄町

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 稲についた害虫を追い払い、豊作を願う伝統の「虫送り」が香川県土庄町で行われました。

 2日の午後7時、土庄町の肥土山離宮八幡神社には約300人の親子が集まりました。この地区では、夏至から11日目にあたる「半夏生」の日に毎年、虫送りを行っています。

 五穀豊穣を祈った火を「火手」と呼ばれるたいまつに移した親子が約1キロにわたって田んぼのあぜ道を歩きました。

 虫送りは、江戸時代にイナゴが大量発生し、多くの人が飢えに苦しんだことをきっかけに始まったとされています。300年以上続く伝統行事は土庄町の無形民俗文化財に指定されています。

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