世の中を測ることから「よはかり」と言われています。水がめを使って2022年の稲作などを占う伝統行事が岡山県新見市で行われました。
「よはかり」は、新見市哲西町の三穂明神社で行われる伝統行事です。現在は毎年4月の第1日曜日に行われ、市の重要無形民俗文化財となっています。
積まれた石ぶたをどけると水がめが出てきます。水がめは前の年に埋められたもので、水とひと握りの米が入っています。
1年間置かれた中の状態を見て、2022年の稲作の豊凶などを占います。
米粒がしっかりしていれば「豊作」。中に虫がいれば、「害虫の被害を受ける」などとも言われています。
占いによりますと、2022年は「豊作だが稲の病気に気をつけた方が良い」という結果でした。