11月10日に開かれる「おかやまマラソン」への機運を高めようと、女性向けのランニング教室が6日、岡山市で開かれました。指導したのは、オリンピックのメダリストです。
大声を上げながら駆け抜けていく女性ランナー。腹筋を鍛えるトレーニングです。
岡山ドームで開かれた「女性のためのランニング教室」には、19歳から77歳までの109人が参加しました。
指導したのは、バルセロナとアトランタオリンピックの女子マラソンでメダルを獲得した、岡山県出身の有森裕子さんです。
(講師/有森裕子さん)
「長距離は特に大きく(腕を)振る必要はない。体よりも後ろを行き来する方がリズムをとりやすい。手足は(体の)中心に近いところで動いた方がいい」
「おかやまマラソン」の大会スペシャルアンバサダーを務めている有森さん。ランニングやトレーニングのコツなどを、ユーモアを交えながら分かりやすくアドバイスしました。
(講師/有森裕子さん)
「マラソンができるという以上に、自分の体を知ろうとすることが人間の健康に一番大事」
「おかやまマラソン」の一般枠のランナー募集は5月20日までで、すでに定員を上回っています。
一方で、女性のフルマラソンの参加者は例年、全体の2割ほどにとどまっているということです。
(講師/有森裕子さん)
「もっと楽しく気軽に、日常の中で自分のできる範囲でやれるものだということを、そういう部分の良さをこういったランニング教室で伝えて気付いてもらえれば、これからも(女性参加者が)増えていくと期待しています」
(おかやまマラソンにエントリーした参加者は―)
「とてもおもしろくて、ランニングって楽しいということと、自分の健康のために続けていきたいというモチベーションが上がりました」
「当日有森さんのエールを受けながら走りたいです。当選させてください、お願いします!」