親が働いていなくても子どもを預けられる「こども誰でも通園制度」。岡山県笠岡市の認定こども園で3日から試験的にスタートしました。
午前9時ごろ、笠岡市の「あやめの杜認定こども園」に、母親が1歳2カ月の長男を預けにやってきました。
(長男を預けにきた母親は―)
「私と離れて他の子どもたちと遊んで、発達とかにいい刺激になったらと思って」
この事業は親が働いていなくても生後6カ月から3歳未満の子どもを一時的に預けられる制度です。
笠岡市では、このこども園と私立の保育園の2カ所で3日から試験的に実施します。利用料金は1時間250円で、1カ月に10時間まで利用できます。
(記者リポート)
「一時預かりのたいせい君。この時間は通常こども園を利用する同級生の子どもたちと一緒に仲良く遊んでいます」
国は「こども誰でも通園制度(仮称)」として、2026年度から全国で実施する方向です。
(長男を預けた母親は―)
「普段は家に(子どもが)いる状態で洗濯とか食事とか作るから。預けて(子どもが)遊んでいるうちに私が(家事が)できるのでありがたいです」
(あやめの杜認定こども園/城戸美代子 園長)
「保護者のニーズに応えられるようなこども園になっていけたらいいな。子どもたち同士のふれあいとか関わりもどんどん深くなっていけたら」
「こども誰でも通園制度」は岡山市、高梁市、備前市でも試験的に実施される予定で、香川県では多度津町で既に始まってます。