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農家の過剰労働を減らす…「事務代行プラン」が香川県ビジネスチャレンジコンペで最優秀賞

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 香川県が経済活性化につながる独創的なビジネスプランを募集・審査する「香川県ビジネスチャレンジコンペ」。2024年は、農家の事務業務を代行するシステムで過剰労働を削減する事業プランを提案した坂出市の「Japan Fruits(ジャパンフルーツ)」が最優秀賞に選ばれました。

 「香川県ビジネスチャレンジコンペ」は、将来を担う革新的なスタートアップの創出と成長の加速化を図るのを目的に香川県が2023年から開いているもので、2024年は24の応募から書類選考を通過した6つの個人・法人が8月25日に公開プレゼンテーションに臨みました。

 最優秀賞に選ばれた「Japan Fruits」は、果物などの農作物の販売先が農協だけでなく産直やオンライン販売など多様になった反面、生産者が顧客対応や受発注、請求業務などに追われている現状に着目。バックオフィス業務を代行するシステムを提供し、農家の可処分時間を月に平均20時間創出する事業プランを提案しました。

 受賞を受けてJapan Fruitsの高尾明香里社長(30)は「大変光栄な賞をいただき、うれしい気持ちでいっぱいです。それと同時に、会場の皆さんからの期待や応援も受け取りました。ここ香川から、日本の一次産業の流通をより良く変え、日本全国へ、そして世界へ広げていきたいと思います」とコメントしています。

 高尾さんが2021年9月に立ち上げた「Japan Fruits」はフルーツを使う事業者と生産者をつなぐ独自の流通システムを展開。全国各地の約300の農園と提携し、ケーキ店やコンビニなど約1000社に、年間を通じたイチゴの安定供給や規格外フルーツを卸しています。

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