5日午後、香川県坂出市のこども園で4歳の男の子が「セアカゴケグモ」にかまれました。人がセアカゴケグモにかまれたことが分かったのは香川県で初めてです。
(記者リポート)
「男の子は園庭にある赤と青色の小さな小屋で遊んでいた時にクモにかまれたということです」
5日午後4時15分ごろ、坂出市加茂町の加茂こども園の園庭で、4歳の男の子が右手の親指の付け根をセアカゴケグモにかまれました。
男の子には当初腫れるなどの症状はありませんでしたが、赤くなってきたため病院を受診、症状は落ち着いているということです。
坂出市の職員が他にセアカゴケグモがいないか園内を確認、消毒した時に別の一匹を発見し駆除しました。
オーストラリア原産のセアカゴケグモは毒を持っていて、かまれると体に痛みや不快感を感じることがあります。
香川県で人がセアカゴケグモにかまれる被害が分かったのは初めてです。香川県では、2024年4月から8月末までに92件の発見情報があり、前の年より13件増えています。
また岡山県でも4日、瀬戸内市の小学校でセアカゴケグモが見つかっています。
環境省などでは、「見つけたら決して素手で触らず、殺虫剤などで駆除してほしいと呼び掛けています。