敬老の日の16日、AI(人工知能)とWi-Fiの電波を活用して独り暮らしの高齢者を見守るサービスが本格的に始まりました。
高齢者見守りシステム「ケアセンス」はWi-Fiの電波の揺れから検知した呼吸数や睡眠状態などのデータをAIが処理し、対象者を監視します。
カメラを設置したり体に電子機器などを装着したりすることなく、独り暮らしの高齢者を24時間見守ります。
介護施設などに設置すれば、職員の負担を減らす効果が期待できるということです。
今年上半期の高齢者の孤独死は2万8000人を超えていて、7月以降は猛暑によってさらに増える見通しです。
このシステムの開発のきっかけは、身近な人の孤独死でした。
セキュアリンク 藤本典志代表取締役 「母親の孤独死を実際に体験して、これは駄目だということで、世界中を探して今回の開発に至った。海外でも高齢化社会になっているので、今後は海外にもアプローチしていきたい」