岡山県立高校の再編整備を巡り、笠岡工業高校を対象から外すよう求める意見書を笠岡市議会が県教育委員会に提出しました。
笠岡市議会の大月隆司議長らが6日午後、岡山県庁を訪れ、県教育委員会の中村正芳教育長に意見書を手渡し、非公開で意見を交わしました。
笠岡工業高校は2023年度から2年連続で1年生の生徒数が100人を下回りました。
これは再編の基準に該当し、県教委は統廃合を前提とした行動計画を2024年度中に策定する方針を明らかにしています。
意見書は、笠岡工業の同窓会の請願を受けたもので、9月2日、笠岡市議会で可決されました。
生徒の多様な進路選択を狭めることがないよう再編整備の対象から外すとともに、特色ある学科を設置するよう県教委と岡山県、岡山県議会に求めています。
(笠岡市議会/大月隆司 議長)
「特に具体的な話はきょうはなかった。同窓会の思いをしっかり届けられたと考えております」
県教委は意見書について「地域の県立高校への想いや期待は十分に聞かせていただきました」とコメントしています。