JR貨物のデータ改ざん問題を受けてJR四国が緊急点検を行った結果、「記録の改ざんなどはなかった」と発表しました。
緊急点検は、鉄道車両の車輪に車軸を取り付ける「輪軸」の組み立て作業でJR貨物がデータを改ざんしていたことを受け、国交省が全国の鉄道事業者に指示したものです。
(JR四国 運輸部/佐藤重喜 担当部長)
「記録の改ざん事案や当社が定める規定等に違反している事案は、当社の輪軸及び他社から組み立てを請け負った輪軸ともにございませんでした」
24日の会見でJR四国は、記録の改ざんや規定違反はなかったとした一方で、全409車両のうち「輪軸」を組み立てる時にかかった圧力が社内で定めた目安を超えている車両が90両、目安を下回っている車両が6両あったと発表しました。
目安を下回った6両は使用を取りやめていましたが、安全性が確認されたとして23日から随時使用を再開しています。
JR四国は圧力が目安の数値を外れた場合の取り扱いを決めていなかったことが原因だとしています。