ファジアーノ岡山に所属するプロテニスプレーヤーの岡村一成選手(33)が、9月23日に予選が始まる全日本テニス選手権を最後に引退することを発表しました。
倉敷市出身の岡村選手は、岡山県立操山高校から早稲田大学に進学。大学4年生の時に全日本学生テニス選手権のシングルスとダブルスで準優勝し、大学卒業後にプロへ転向しました。
プロ転向後は、ITF男子ワールドテニスツアー(国際テニス連盟、上部の大会に出るためにポイントを競う下部ツアー)を主戦場に、ダブルスで5つのタイトルを獲得しています。
2022年12月、ファジアーノ岡山と所属契約を結び、県内でテニスの普及イベントにも積極的に取り組んできました。
また、妹の岡村恭香選手(29)(世界ランキング196位 9月21日時点)もプロテニスプレーヤーとして活躍していて、遠征に帯同してアドバイスするなど、兄妹で世界を舞台に戦っています。
引退後は、ファジアーノ岡山が運営するテニススクールで、子どもたちの指導にあたる予定だということです。
岡村選手は9月22日にコメントを発表し、「11年間のプロ生活にピリオドを打ち、ファジアーノ岡山の一員として、子どもたちがテニスをもっと好きになる手助けをしたい」などと抱負を述べています。