茅ケ崎の海岸に不時着したアメリカ海軍のヘリコプターです。普段は多くの人でにぎわうビーチ。何があったのでしょうか。
■なぜ海岸に?米軍ヘリ“不時着”
神奈川県茅ケ崎市の海岸の一角に何人もの人が集まっています。
そして、その脇には“ヘリコプター”。より近付いて見てみると、テールブーム部分には、薄くネイビーと書かれています。アメリカ海軍のヘリコプターです。
中谷元防衛大臣 「本日、厚木基地所属の米軍ヘリ『H-60』が神奈川県茅ケ崎市の海岸に着陸をしたものと承知をしております」
現場はアメリカ海軍厚木基地から南に14キロほどの海岸。奥には江の島も見えます。
近所の人 「子どももよく遊ぶビーチなので、ちょっと心配はあります」 「いつも散歩に来ています、毎朝」
見える限り、機体には目立った損傷などはありません。搭乗していたアメリカ兵3人にもけがはないといいます。
警察や消防も出動し、周囲への立ち入りは規制されましたが…。
茅ケ崎市によると、ヘリが着陸したのは10日午前11時6分ごろ。人や建物への被害がないことは防衛省から確認したといいます。
目撃した男性 「ランニング中で江の島方面に向かっていたら、後ろから追い越す感じでヘリが来て。ずいぶん低いところ飛んでるなと思ったら、スーッとあそこの所に降りた」
問題は、なぜ海岸に着陸したのかです。
アメリカ海軍厚木基地は取材に対し、墜落などを回避するための予防着陸だと回答しています。
ただ何のために飛行していたのかは明らかになっていません。