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欧州で小包が出火する事件相次ぐ ロシア関与の可能施があるとみて捜査

国際

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 ヨーロッパで国際小包から出火する事件が相次ぎ、捜査当局はロシアが関与している可能性があるとして調べています。

 7月、イギリス中部バーミンガムにある物流大手「DHL」の倉庫で小包が出火しました。

 消防隊などにより消し止められ、けが人はいませんでした。

 さらに、ドイツのライプチヒにあるDHLの倉庫でも荷物が出火する事件が起きました。

 ドイツのターゲスシュピーゲル紙は荷物を積み込む貨物機が遅延していて、予定通り離陸していたら機内で出火していたと報じています。

 ドイツの情報機関トップは「機内で爆発していたら、墜落事故が起きてプーチン政権に同調する人々に直撃していたかもしれない」と皮肉を込めたコメントを出しています。

 事件を受け、イギリスのMI5・情報局保安部の長官は今月8日、「ロシアの情報機関がイギリスやヨーロッパに混乱を引き起こす持続的な任務を遂行している」と指摘しました。

 また、ロンドン警視庁は、ANNの取材に対し、テロ対策部門がヨーロッパの捜査機関と連絡を取りながら類似事件との関連を調べていることを明らかにしています。

 DHLは「複数の国による継続中の捜査を受けネットワーク、スタッフ、資産、顧客の貨物を保護する対策を講じている」とコメントしています。

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