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トラブル急増の“美容医療”「カウンセラーが治療」も厚労省が調査結果公表

社会

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 トラブルの相談が相次ぐ「美容医療」について、厚生労働省はトラブルにあった患者の2割がカウンセラーなどから治療を受けたとの調査結果を公表しました。

 シミ取りや脱毛、脂肪吸引などを行う「美容医療」は自由診療で自己負担であることから、契約に関するトラブルや健康被害の報告が相次いでいます。

 これを受けて厚労省は18日、患者や医療機関を対象としたアンケート調査の結果を公表しました。

 その結果、トラブル経験のある患者600人のうち、20.1%がカウンセラーや受付スタッフから施術を受けたと回答していることが分かりました。

 7%の患者は誰から施術を受けたか分からないと回答しています。

 また、脱毛やシミの除去のためにレーザーなどを使った治療を行う医療機関の3割以上で、経験が半年未満の医師が責任者として治療を行っているということです。

 国民生活センターによりますと、美容医療を巡るトラブルの相談件数は2021年度は2784件でしたが、2023年度は6264件と急増しています。

 厚労省は美容を目的とした治療を行う医療機関に対し、安全管理の状況を年に1回、自治体に報告することなどを議論していて、年内にも対策をまとめる方針です。

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