イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」で新たに最高指導者となったカセム師が演説し、イスラエルが停戦を決断すれば、受け入れる準備があるとの考えを明らかにしました。
ナイム・カセム師は30日、ヒズボラの最高指導者に就任後、初めて演説しました。
その中でカセム師は、ナスララ師がイスラエル軍に殺害された後、8日間で部隊を立て直したと明らかにしました。
そのうえで、「ナスララ師の実行してきた計画を継続する」と強調しました。
また、「イスラエルが停戦を決断すれば受け入れるが、我々の、適切で好ましい考えに従う事が条件であり停戦を懇願するつもりはない」と述べました。
また、アメリカの大統領選挙についても触れ、「結果が戦闘の解決に向けた未来に影響を与えるだろう」との考え方も示しました。