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「ここでしか食べられない」客が続々 “絶品”シシャモ寿司が不漁でピンチ

経済

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 “絶品”シシャモのおすし。食べたことはあるでしょうか。実は今、ピンチなのです。

■“絶品”シシャモずしピンチ なぜ

 今が旬のシシャモずし。シシャモの名産地の「北海道むかわ町だけでしか食べられない」といわれる珍しいおすしです。

 シシャモはそのまま焼いても、天ぷらなどの料理にしてもおいしくいただけますが、シシャモずしは新鮮な生のシシャモでなければ作れないのです。

 それを求め、むかわ町には日本中から多くの客が訪れます。

東京から来た人 「東京からです。北海道まで来ないと生で食べられないと聞いた。生はどういう感じかと思ったが、さっぱりしていておいしい」

北海道千歳市から来た人 「シシャモなんて生で食べられるの?焼いたものしか食べたことないので」

 45年にわたり営業している人気のすし店ですが、実は…。

大豊寿司 鈴木佑介さん 「申し訳ないですけど今回、閉店する運びとなってしまって」

 17日に閉店するというのです。その理由が…。

大豊寿司 鈴木佑介さん 「シシャモが取れなくなった…」

 シシャモの不漁です。7年前には72トンあったシシャモの漁獲量は65キロに…。1100分の1ほどまで減少しました。

 現在、シシャモ漁は休漁中でこのすし店も他の地域で取れたシシャモも使っていました。

大豊寿司 鈴木佑介さん 「年に1回(シシャモすしを)楽しみに来る客がいるなかで、このまま継続してやりたかった」

 こうした事態にむかわ町はシシャモを孵化(ふか)させる施設を作り、稚魚を放流するなどの取り組みを進めています。

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