11月8日（金）に全国公開された映画『カーリングの神様』公開記念舞台挨拶が、11月9日（土）、新宿ピカデリーで行われました。舞台挨拶には、主演の本田望結さん、共演の川口ゆりなさん、長澤樹さん、泉智奈津さん、白倉碧空さん、そして本木克英監督が登壇しました。役衣装でカーリング用のブラシを持って登壇したキャスト陣。ただ長澤さんのみ何故か掃除用ブラシを持つという謎のオチで場内爆笑をとった後、司会の三谷紬アナウンサーより登壇者のみなさんへ作品についての質問コーナーへ。
■本田望結さん （清水香澄 役） ――名前を呼ばれても一瞬無反応 「衣装を着ると自分の中で役のスイッチが入ってしまっている」と役名で呼ばれた方がしっくりくると言いながら「それくらいこの衣装には思い入れが深い」と愛着を口にし、「初めて氷に乗った時に『ヤバい…』と。でもみんなからの『フィギュアをやっているから出来るでしょ？』視線が凄くて。休憩中は隅っこで震えていました」と照れ笑い。フィギュアとはシューズの感覚が違うそうで「使い分けが難しかった」と苦戦理由を解説していました。
■川口ゆりなさん （曽根原舞 役） ――本田さんとの泣きのシーンを振り返り「台本に書かれていないシーンで、（本田さんの）表情を見た時に感情がこみ上げて来て涙が出そうになった」と述べると、本田さんも「最終日の撮影で、カメラに映らないところでみんなもスタンバイしている状況。感情もグチャグチャで役に入り込んで思わず涙が出ました」と感極まったようでした。
■長澤樹さん （江藤実乃梨 役） ――カーリングシーンに触れて 「吹き替えなしで全員がほとんどのカーリングシーンを撮影しました」と発表しました。
■泉智奈津さん （中澤優芽 役） ――演じた役との共通点を聞かれ 「普段の私は一人行動が好きだけれど、チームで何かをやるときはチームに貢献できることを考えるタイプ。そこが似ている」と共感しました。
■白倉碧空さん （牛山沙帆 役） ――現役高校生で最年少について 「私のわがままも受け止めてくれる優しい方々ばかりだったので、トータル最年少で良かったと思った」と先輩俳優たちの器の広さに感謝していました。 さらに日本女子スピードスケート短距離で初のメダリストであり、5度のオリンピックに出場、現在は日本カーリング協会の理事を務める岡崎朋美さんが映画公開を祝して花束贈呈。花束を受け取った本田さんは「花束ってこんなに重くすることが出来るんですね!?嬉しい！」と豪華すぎる花束に大喜びでした。 本作を鑑賞した岡崎さんは「皆さんのチームワークも素晴らしく、獲物を捕まえるようなアスリートの眼差しと表情をお持ち。これから練習をしていただいて、オリンピックの切符を勝ち取ってもらいたい。そう思わせる熱演でした。期待しています！」と大絶賛していました。
最後に本木監督は
「この映画は青春スポーツ映画であり、女性たちが閉塞的な日本の社会を突き破って行ってほしいという願いが込められています。小さなスタートですが観客の皆さんのお力を借りて大きく広げていきたいです」と大ヒット祈願しました。
