本場のアルプスで、プロのヨーデル歌手の日本人の男性に注目が集まっています。
ドイツ南部アルプスの麓にある、バイエルン州の小さな村でヨーデルを歌うのは石井健雄さんです。
石井さんは50年以上前、機械工学を学ぶためヨーロッパを訪れました。
しかし、ヨーデルに魅せられた石井さんはそのままヨーロッパにとどまり、プロの歌手を目指すことを決意しました。
今ではドイツのテレビで歌を披露するだけでなく、アメリカのバンド「グレゴリー・ブラザーズ」とコラボした歌は、ユーチューブでの再生回数が2800万回を超えるなど世界中で注目されています。
石井さんはヨーデルの魅力を、「すぐ頭の中にアルプスの情景が浮かんでくること」「歌っている人だけでなく聞いている人も楽しくさせられること」と話します。
石井さんは東京出身で現在77歳。このままヨーデルを続け、世界最高齢のヨーデル歌手になることを夢見ています。