ロシアの北カフカス地方のチェチェン共和国のカディロフ首長は、ウクライナ兵の捕虜を前に彼らを人間の盾にしてドローン攻撃を防ぐ考えを示しました。
カディロフ首長 「アメリカの衛星に撮られた施設。これらのすべての施設の屋上にウクライナ兵を配置すればいい。ウクライナ兵に私たちの領土を守ってもらいましょう」
カディロフ首長は4日、ウクライナ兵の捕虜と会談する映像を自身のSNSに投稿しました。
カディロフ氏はチェチェンの特殊部隊「アフマト」の施設がドローン攻撃を受けたとして、今後の対策としてウクライナの捕虜を人間の盾として利用する考えを示しました。
会談の中でカディロフ氏はウクライナ兵に対して「死ぬために戦争に行ったのだから、捕まるより死ぬ方が良いだろう。銃を貸すから英雄になればよい」などと自殺するよう勧め、これに対してウクライナ兵が「死にたくない」と答える場面もありました。
ウクライナ兵は拘束が長期化しているとして「早期に帰国させてほしい」と訴えました。