デジタル技術などについて社員やスタッフに「リスキリング」=「学び直し」を強化する必要性が指摘されていますが、岡山県内の企業で「取り組んでいる」と答えたのは1割にも満たないという調査結果がまとまりました。
帝国データバンクが10月に行った調査では、岡山県内の企業を対象にリスキリングなどの取り組みについてアンケートを行い、174社から回答を得ました。
調査結果によりますとリスキリングに「取り組んでいる」と答えた企業は14社(8.0%)で、「取り組みたいと思っている」が32社(18.4%)、「取り組んでいない」が74社(42.5%)でした。
「取り組んでいる」と「取り組みたいと思っている」を合わせた割合は、全国と比べて0.3ポイント上回りました。取り組み内容は「従業員のスキルの把握、可視化」が65.2%で最も高く、取り組む上での課題は、「対応する時間が確保できない」が48.3%、「対応できる人材がいない」が40.2%、「必要なスキルやノウハウがない」が32.8%でした。
帝国データバンクは、リスキリングを行うことで何が得られるのかを示し、従業員のキャリアビジョンに寄り添い、合意を得ながら進めることが大切であるとしています。