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電車内でかばんを盗んだ職員「窃盗をやらない方が損」 東京国税局が停職6カ月に

社会

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 電車内でかばんを盗んだとして逮捕・起訴され、有罪判決を言い渡された男性職員について、東京国税局が停職6カ月の懲戒処分にしました。職員は依願退職しています。

 東京国税局によりますと、30代の男性職員は8月、2回にわたり、帰宅途中にJR京浜東北線の電車内で網棚に置いてあったかばんの中から現金約5万円を盗んだなどとして逮捕・起訴されました。

 その後、懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡されました。

 東京国税局はこの男性職員を停職6カ月の懲戒処分とし、男性職員は今月23日付で依願退職しました。

 調査に対して「捕まることなく窃盗を繰り返すうちに、窃盗をやらない方が損だと思うようになった」と話しているということです。

 この男性職員は他にも部内のシステムを利用して知人が代表を務める会社の税務申告情報を持ち出すなどしていました。

 また、神奈川県内の税務署に勤務する30代の男性職員は9月までの5年半ほどの間に、勤務時間中に競馬サイトで馬券を1673回購入していたということです。

 東京国税局は、この男性職員を今月25日付で停職3カ月の懲戒処分としました。

 調査に対して「税務署内のひとけのないスペースでやればばれないだろうと思った」などと話しているということです。

 東京国税局は「税務行政に携わる公務員としてあるまじき行為であるとともに国民の皆さまの信頼を損なうこととなり、誠に申し訳なく、深くおわび致します」とコメントしています。

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