経済が減速する中国は、ウィンタースポーツなど雪に関連する経済活動「氷雪経済」に力を入れています。日系企業も販路拡大を狙っています。
スポーツ用品博覧会には、ウィンタースポーツやアウトドアなどの商品を取り扱う日系企業17社が出展しています。
中国政府は「氷雪経済」の規模を2027年までに1兆2000億元、日本円でおよそ25兆円にすることを目指していて、中国各地で関連するイベントなどが盛り上がりを見せています。
山本光学 杉田亮さん 「(中国全体の)市場は冷え込んでいるという部分があるんですが、まだまだスキー市場は伸びていくということは感じていますし、機能性であったり品質っていうのを前面に打ち出していってまだまだ伸ばしていきたいなと」
一方、中国ではコロナ前からキャンプ熱も高まっていますが、アウトドア用品の担当者は日本に比べて未成熟な市場だからこそ商機があると話します。
新越ワークス 中曽根裕典さん 「今各段に増えているのがピクニックの延長のデイキャンプをする人が増えているので、そこが連泊、キャンプで何泊もするというレベルの段階が上がってくると、市場の活性化につながってくると思う」
中国で好評のアウトドア用品には日本とは違うニーズもあるということで、中曽根さんは「消費者のニーズを捉えて中国向けの商品開発にも力を入れたい」と中国市場での販路拡大を狙っています。