アメリカ・ロサンゼルスの大規模な火災は4日目を迎えましたが、鎮火のめどは立っていません。建物の被害は1万棟に上り、カリフォルニア州が緊急の保険対策に乗り出しました。
火災による死者は1人増えて11人となり、およそ18万人が避難命令の対象となっています。
バイデン大統領は「安否不明者が多数いる」と述べ、死者が今後増える可能性を示しました。
建物の被害も次第に明らかになり、被害総額は20兆円を超える見込みです。
カリフォルニア州の保険当局は10日、民間保険会社による解約や更新を禁止する一時停止措置を出しました。
これによって、発災翌日から1年間は加入者が保険契約を失うことを防ぐことができます。
自然災害のリスク増加から、住宅の保険を扱わない大手保険会社が増えていて、以前の大規模な火災では、加入者への支払い完了が数年かかったケースもあります。
