アメリカへの投資第1弾のひとつ、人工ダイヤモンドの製造プロジェクトに関心を示す日本企業は、安定的な調達に向け「メリットは大きい」と期待を示しています。
関税合意に基づいて日本は、世界有数のダイヤモンド生産企業「デビアスグループ」が、アメリカで進める工業用人工ダイヤの製造プロジェクトにおよそ900億円を投じます。
旭ダイヤモンド工業は半導体や自動車の部品などを切断したり磨いたりするための工具を製造しています。
プロジェクトに関心を示す企業として、政府が名前を挙げています。
旭ダイヤモンド工業担当者 「ブレードと呼ばれるダイヤモンド工具を使い切断できます。(切るのは)硬いものになりますので、このようなダイヤモンド工具が必要になります」
人口ダイヤモンドは半導体などの製造過程で欠かせませんが、中国による生産が工業用の9割以上を占めています。
旭ダイヤモンド工業は日本が投資を決めたアメリカでのプロジェクトについて、「将来的な不安の解消や、安定的な調達という意味でメリットは大きい」と期待を示します。
そのうえでアメリカから新たに調達するかどうかは実際のコストや品質などを見極めたうえで判断する考えです。
中国は去年10月に人工ダイヤモンドの粉末などの輸出を規制すると発表し、その後、措置の実施を1年間停止しています。