23日、国連での初演説に臨む高市総理、世界が注目する米中首脳会談を前にトランプ大統領に何をどう伝えるのでしょうか。首脳会談の行方は。
薄紫色のスーツに身を包み、初秋のニューヨークに降り立ちました。高市総理大臣は国連総会に出席するため、現地21日の午後11時ごろ、日本時間22日昼ごろ、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に到着しました。
就任後初めて臨む国連総会での一般討論演説だけに、力が入っています。
高市総理大臣 「私としては北朝鮮による拉致の問題、日本国内でもそうですが、世界各地で災害が起きているということで気候変動対策の重要性、法の支配の重視、国連改革の必要性などを訴えたいと考えております」
その国連総会での一般討論演説を前に行われるのが、トランプ大統領との日米首脳会談です。
政治部官邸担当 佐々木一真記者 「今回の日米首脳会談の一番のテーマは、中国をめぐる日本の立場をトランプ大統領本人に直接伝えておくことです。トランプ大統領は、高市総理との会談の翌日から3日間にわたって中国の習近平国家主席と会談します。日本が最も懸念するのは、トランプ大統領が台湾をめぐり中国側に譲歩することで、官邸幹部は『台湾への武器売却をやめると言わないよう、念押しする』と明かしています。高市総理としては、台湾海峡の平和と安定や北朝鮮の核ミサイル開発などについて日本の考えを伝えたうえで、『アメリカが引き続き東アジアにしっかり関与してほしい』というメッセージを打ち込みたい考えです」
政府関係者は、国連総会にあわせたトランプ大統領の首脳会談の枠は限られていて、「日本が選ばれたこと自体、現在の日米関係や高市総理との関係を表している」と話しています。
一方で…。
政治部官邸担当 佐々木一真記者 「トランプ大統領が会談で何を持ち出すかについては事前に読み切れない面があります。防衛費など新たな要求が出る可能性も含め、日本側にとっては会うこと自体に一定のリスクもあります。習主席との会談を直後に控えるトランプ大統領相手に日本の意に沿う形になるかどうかは見通せないものの、米中首脳会談をただ見守るのではなく、その前に日本の懸念をトランプ大統領本人に直接伝えることを優先したと考えられます」