岡山県人事委員会が知事に対して、県職員の給与を引き上げるよう勧告しました。採用面で、民間企業との競争力を高めることが狙いの１つです。
5日、岡山県人事委員会の森義郎委員長が、伊原木隆太知事に勧告書を手渡しました。
人事委員会は県職員の給与が民間企業と比べて低いとして、平均して月給を236円引き上げるよう求めています。引き上げ勧告は5年連続です。
特に若い世代で民間企業との差が大きく、大卒の初任給が約1200円、高卒が約3400円低かったということです。
岡山県職員の採用試験は年々倍率が下がっていて、今年度は、ここ30年で最低の3.2倍でした。
人事委員会は大卒、高卒それぞれの初任給を1200円ずつ引き上げるよう求めています。
