感染拡大で観光客が減っている倉敷美観地区では現状を打開するため、宿泊施設が新たな取り組みを始めています。
（記者） 「倉敷美観地区の観光バス専用の駐車場です。ご覧の通り、バスはほとんど止まっていません」
倉敷美観地区を訪れた観光バスは、2019年2月には603台でしたが今年は446台と3割近く減りました。海外からの観光客が激減したことが影響しているとみられています。
外国人観光客の減少は宿泊施設にも大きな影響を与えています。
倉敷美観地区でカフェとゲストハウスを運営する有鄰庵です。月に2～300人がゲストハウスを利用していますが、 2月から3月4日までに100人近くキャンセルが出ているといいます。
（有鄰庵／犬養拓 代表） 「5～6割は海外の方のキャンセル。とても痛いですね」
有鄰庵は地元の観光客を呼び込もうと新たな宿泊プラン「岡山割」を打ち出しました。岡山県に住む人が対象で、通常より2割から3割安く泊まることができます。
（犬養拓 代表） 「普段と違う体験をしていただけないかと思って、これをいい機会に地元美観地区の魅力を改めて感じてもらえるとありがたい」
