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築100年の古民家を改修…倉敷美観地区に「果物の博物館」開館へ フルーツ王国・岡山の歴史や生産者の思い紹介

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 倉敷市美観地区で、築100年の古民家を改修して「くだものミュージアム」を作ろうというプロジェクトが進んでいます。11月のオープンを前にクラウドファンディングが始まりました。

(行雲/犬養拓さん)
「美観地区の古民家を改修して『岡山くだものミュージアム』というミュージアムを作ろうとしています」

 数年前まで実際に人が暮らしていた倉敷美観地区にある築100年ほどの古民家。この建物が岡山の果物の博物館に生まれ変わります。

 手がけるのは、倉敷美観地区でカフェや宿泊施設などを経営する犬養拓さんです。

(行雲/犬養拓さん)
「僕も岡山の果物大好きなんですけども、なんで『果物王国』になったのかっていうのは、これまであまりちゃんと知ることがなくて、こういうミュージアムを作ろうと思いました」

 この施設では、岡山県が「フルーツ王国」と呼ばれるようになるまでの歴史や生産者の思い、それにそれぞれの果物の旬や特徴などを、動画やパネルで紹介する予定です。
 また岡山県の果物を使ったスイーツやドリンクなどを販売するショップも併設します。

 「岡山くだものミュージアム」をつくろうと思ったきっかけは、犬養さんが生産者から聞いた「思い」でした。

(行雲/犬養拓さん)
「農家としては、自分たちこういうふうに頑張ってきて、先輩の方々もこういうふうに頑張ったけれども、この努力というか歴史をもっといろんな人に知ってもらいたいっていう思いがあって。岡山が果物王国になるまでの、いろんな方の献身があってこうなっているということを広く知っていただきたいということもあって」

 岡山の果物生産者の思いを伝えるミュージアム。今回、古民家の改修費用などをクラウドファンディングで募ることにしました。

 返礼品は、桃を使ったジュースなど岡山県産の果物を使った「もの」だけではありません。犬養さんら倉敷美観地区で暮らし、働く人が直接観光案内をするなど、「体験」を受け取ることもできます。

(行雲/犬養拓さん)
「歴史だとか果物のこと自体を知っていただくっていうことを一番伝えられたらな」

 クラウドファンディングは10月30日まで実施中で、ミュージアムは11月中旬から下旬にオープン予定です。

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