高松工芸高校で美術を学ぶ生徒らが高松市のカフェで「遊園地」をイメージした立体造形作品を展示しています。
高松市花園町にあるカフェ「Kinco.hostel+cafe」の2階で開かれている展示会「高松スーパーランド」。イメージしたのは、かつてデパートの屋上にあった遊園地です。
新型コロナ禍で作品を見てもらう機会が少ない生徒たちに経験を積んでもらおうと高松工芸高校が企画したもので、美術科の3年生と2年生約40人と教員が制作した12点を展示しています。
生徒が制作した「ミルフィーユコースター」は、ジェットコースターをイメージした高さ約2メートル、幅約5メートルの作品で、レールが3つ重なっています。
(記者リポート)
「こちらのジェットコースター。走っているのはなんと丸亀城にオリーブの実、骨付鳥と香川の特産品です」
生徒たちは2021年の夏ごろから展示の準備をしてきました。大掛かりな作品が多い中、会場での組み立て作業は密を避けるために人数を絞り、時間が掛かったそうです。
(高松工芸高校 美術科3年/多田ブレイダン千洋さん)
「最初は作業も大変でどうなるか不安で心配だったんですけど、完成したのを見たときとか、出来ていく過程を見ていくときに、すごいみんなで協力してできているなという感じがして楽しかったです」
他にも、影絵で幻想的な雰囲気を出すメリーゴーラウンドや、洗濯に使う傘状のハンガーを使って作られた観覧車などが展示されています。
(高松工芸高校 美術科3年/多田ブレイダン千洋さん)
「この会場の雰囲気にこの作品自体がすごくマッチしていて、光とかもすごくきれいなので、そういうところに注目して見ていただきたいです」
作品展は5月18日までで、14日と15日は生徒たちが作品のコンセプトなどの紹介も行います。